擬態うつ病

会社でうつ病を理由に休職する社員が増えて困っている。聞くところによると、どうも先にうつ病で休職した社員が、他の社員を誘って飲みに行き、「健保から給料の6割が支給されるから疾病利得である」ということを吹聴して回っているようです。

それからというもの、ちょっとした事で「気持ちが沈む」とか「気力が起きない」、「自分には責任が重過ぎる」という理由で遅刻や休みが目立ち始め、数日後、医者の診断書を持ってきて長期休暇を申し出るケースが増えている。

ここではっきりしてほしいのは、医者がうつ病の診断をするときは、神経伝達物質の分泌異常によるものについてのみ診断を出してほしいという事。でないと、完全な怠け病まで病気となり、最悪の場合、会社の運営が立ち行かなくなる。また、疾病利得が強調されると、真剣に働いている人に不公平感が生じて、組織が壊れてしまう危険もある。

まだまだ、問題が多い「擬態うつ病問題」はこれからも集中的に調べていくつもりです。