都庁最終面接落ち

まさか、まさかの最終落ち!
ただ、発表から1日経って冷静に考えてみると、面接やプレゼンはむしろ評価が良かったのではないかと思う。
少なくとも合格者たちとは差がつかなかったのだろう。

そこで何によって差がついたか考えてみると、年齢という可能性もあるがおそらく一次試験(筆記試験)の出来なんだと思う。結局、面接によって差がつかないから筆記の時の序列がそのまま最後まで変わらず、合否が分かれたのではあるまいか?

というのは、以下のような文章をネット上で発見したからである。

D. 入試は学力最重視(社会的経験、モチベーションは二の次)
 私なりに編入学試験についての感想をまとめると、
やはり入試は学力が重視されるという至極当然の結論につきます。

高知医科3次試験のボランティア活動を一緒にやった5人のグループの中にひとり女性がいて、この人は実にてきぱきと動き回っていました。私が「お手伝いしましょうか」と声をかけて「結構です」と拒絶した患者さんも、その後で彼女が同じように声をかけると「お願いします」と言うのです。そりゃーもし私が患者の立場だったら野郎よりは女性に手伝ってもらいたいと思うだろうけど、それを差し引いて考えても、彼女のボランティア活動を行う能力は私より遙かに高かったと言えます。2日目午後の討論でも、彼女はもっとも積極的に的確な発言をしていました。
 それでも(後日わかったことだが)彼女は不合格で、私の方が合格しました。最終段階の面接その他は、あくまでよっぽど変な人をチェックするためのもので、基本的には受験者の序列はそれ以前の筆記試験の段階で決まったまま変わらないのでしょう。


 ですから、大学卒業後の社会的経験が豊富でモチベーションも高いが筆記試験の点数は低い30歳代と、翌年3月理系学部卒業見込みで筆記試験の点数が高い22歳とでは、当然後者が合格し、前者が落ちるわけです。「幅広い分野から人材を選抜する」「社会経験や意欲を重視する」などという募集要項の美辞麗句を鵜呑みにした私が馬鹿だったといえます。というのも、もし自分が患者だった場合、人格的に成熟し豊かな社会経験と幅広い教養を持つが医学知識・医療技術が怪しい40歳代の医師と、医師国家試験合格まで最短年数でクリアし確固たる医学知識・医療技術を持つ20歳代の医師とでは、当然後者のほうに治療してほしいわけですから。
 今回、私は運良く補欠で滑り込みセーフでしたが、そのへんの情報をまったく持たないまま仕事を辞めてしまったのはやはり無謀すぎました(仕事を辞めたのには他にも理由があったのだが、その辺のことは省略)。今社会人で学士入学試験受験を考えているみなさん、清水の舞台から飛び降りる前に、各校の筆記試験の内容についてできる限り情報収集し、それらに対する自分の能力を客観的に評価してみるよう強くお勧めします。
http://www.ne.jp/asahi/bhalo/news/med/017-kochi4.html

まぁ、そうなんだろうなという内容ですな。この方は一橋大学卒で民間企業に7年間勤められた後、退職。学士入試で医学部への入試を試みた方です。当時32才。医学部と公務員試験ではちと分野が異なりますが、参考にはなると思う。


★2014年12月19日追記:これは医学部受験であって、医学部受験が学力偏重なのは常識である。面接はよっぽど変な人を落とすためのものとしてしか機能せず。
公務員試験の場合は筆記であるい程度絞り、面接で人間性を見るのだ。


発表が昨日。で、今日の午後に不合格者には普通郵便でハガキが送られてきた。
内容は以下のとおり。

             19人委試第125号
             平成19年8月17日


試験区分(事務)
受験番号(20268)
氏名 サムガイズ 様

    東京都人事委員会委員長 内田公三(印)


平成19年度 東京都職員 ?類A 採用試験 
         結果通知


 あなたは、先に実施した東京都職員 ?類A 採用試験
の結果、残念ながら不合格と決定いたしましたので通知します。
 なお、あなたの試験成績は以下のとおりです。


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総合得点  受験者数  合格者数  順 位
308点   87名   47名  66番

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く、悔しい!そして惜しい!
66位/921人中(申込者1444名)
かなりいい線まで行ったと思うのだが。最終面接では志望動機も、自己PRも聞かれなかった。
評価がよくなりそうなことを言えることは聞いてこず、考えもしなかったこと、たいしたことではないと思うことを質問というか問いかけてくる。